火災保険の5つのチェックポイント

台風15号と19号の爪痕の深さに心痛む方も多いと思います。

今日は、私が皆さんにお伝えできる「リスク管理」として

「火災保険のチェックポイント」をお伝えしたいと思います。

被災後に「そんな補償内容だと知らなかった」とならないよう

「火災・台風・水災・地震に備えるための火災保険5つのチェックポイント」

として端的に書いていきます。

①時価か新価(再調達価額)か調べてください

1998年より前の保険は高い確率で「時価」の火災保険です。

時価の保険とは、

新築の時に2000万円で建てた家に2000万円の保険で加入しているにも関わらず、

年月とともに家の価値が下がったと補償額も自動的に下げられている保険です。

全焼や全壊などの被害にあっても、いつのまにか補償額が1000万円に下がっていた・・・・

などと、思っていた金額(証券に記載の金額)と実際に補償される金額に差が出る事になります。

時価の火災保険なら結論、すぐに見直ししてください。

あとから「時価とは知らなかった」では取り返しできません。

「新価・実損」「再調達価額」「価額協定保険」どれも

証券記載の保険金額が補償されますのでOKです。

証券を見てわからないときは 保険会社のフリーダイヤルで尋ねてみましょう!

②補償の確認 火災・風災・水災

火災保険には火災(落雷・爆発を含む)の補償以外に

台風の被害で保険が出る風災(雹災・雪災を含む)の補償は必ず付いています。

次に、水災の補償が付いているか付いていないか、は ご自身での確認が必要です。

水災が付いていると、今回のような川の氾濫による浸水で補償されます。

他にも土砂崩れや、八王子で起きたようなマンホールからの流水で浸水した場合も水災での補償になります。

水災を付けるのと付けないのとでは保険料が大きく異なるのですが、

水災リスクの高いエリアで水災補償は絶対に外さないでください。

まずはお住いの自治体が公表している「ハザードマップ」で確認してみましょう。

ハザードマップを見るとわかるのですが

案外怖い事に・・・・洪水リスクのある地域が多いのは事実なのです。

リスクが高いエリアなのに「水災」が付いていない事が無いようご注意ください。

あとで知らなかったでは取り返しがつきません。

逆にリスクが無い場所、

マンションの高層階や 高台などは「水災」無しで保険料を安くする事ができます。

 

③地震保険

地震保険は国が関与している保険ですが、単独で加入できません。

必ず「民間保険会社の火災保険とのセット加入が必要です」

ですが現在加入中の火災保険に途中から地震保険を付けることはできます。

地震保険は、地震による建物や家財の崩壊だけでなく、

地震による津波や火災も、すべて地震保険からの補償となります。

逆に言うと、

「地震保険に加入していない火災保険」になると、

地震時の火災や水災では1円も補償されません。

政府関与の保険ですから、どこの保険会社で加入しても保険料は同じですが、

・住んでいる場所(都道府県別)

・建物の築年数や構造

・耐震(免震)等級

等で保険料が異なります。

地震保険は、そもそも火災保険金額の最高50%しか付けれません。

30%と50%と選べますが、50%付けておきましょう。

 

地震時に100%の補償が欲しい方は、保険会社によって

残り50%を自社で補償してくれる保険会社も数社あります。

④対象物:建物か家財か

時々 補償が「建物だけ」の方もいらっしゃいます。

建物だけでなく「家財」にもつけておきましょう。

「家財」とはテレビや冷蔵庫、電子レンジなど電化製品や、

タンスやベッドやソファなどの家具はもちろんのこと

お洋服、ランドセルなどバック、お茶碗、お布団、スポーツ用品、カメラなどすべて含まれいます。

家財保険があると、今回のような風災や水災で壊れた電化製品、汚れた布団やカーテンなども補償されます。

 

⑤免責がいくらか?

最後に

上記 「火災」「風災」「水災」 それぞれの免責金額を知っておいてください。

「免責」とは、損害が発生しても保険会社が保険金を支払う責任を負わないことをさします。

仮に 10万円の被害額で免責が5万円付いていたら5万円だけ保険金が支払われます。

保険会社にもよりますが 免責金額は

0円 1万円 3万円 5万円 10万円 色々あります。

また「風災」においては フランチャイズ方式と言って

20万円以上の保険金請求の時だけ支払われる方式もあります。

(但し免責と異なり20万以上の請求であれば全額保険が出ます。)

20万円のフランチャイズがついているのを知らないで

22万と言われた修理代を業者にお願いし倒して198,000円に値引きした奥さん、

あとで「保険金1円も出なかった」となったら笑い話で済みませんね^^;

(値切っていなければ22万円全額保険金が出ました)

免責金額も事前に知っておきましょう。

 

今回は、5つのチェックポイントをお伝えしました。

他にも基本中の基本ですが「保険金額」や「保険期間」も

この機会に一度目を通して把握しておきましょう。

なお、

補償される=お金が出る

という事です!!

お金は大事デス!

 

 

 

 

 

 

それでは See You !

 

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